開業への漠然とした思いが、出会いをきっかけに具体化

那須野 秀二 先生 インタビュー

なすの整形外科クリニック

神奈川県・相模大野駅から住宅地へ向かう道の途中に位置する、商業モール「ロビーファイブ」。なすの整形外科クリニックは、ここに2009年5月に開業し ました。クリニックのドアを開けると、柔らかな曲線で構成された明るい受付と待合室が目に入ります。「あたたかで笑顔のあるクリニック」をモットーに、整 形外科として地域住民の健康と体力向上への貢献を目標に掲げる那須野秀二先生に開業にあたってのお話を伺いました。

■開業のきっかけを教えてください。

具体的なプランは何も持たないまま、興味のあった電子カルテの展示会場を見て歩いているなかで、日本医業総研さんを紹介されました。2回ほど会って、立地 条件や必要な資産などについて話していくなかで開業が具体化していきました。約1年で開業にこぎつけました。先に開業した先輩たちから、開業コンサルタン トについてさまざまな話を聞いていましたが、日本医業総研さんの示すプランはわかりやすく、また整合性がとれていておかしなところがなかったので信用でき ました。

 

■開業にあたって、ご苦労されたのはどのようなことでしたか。

開業に関しては何も知識がありませんでしたが、希望に沿った物件さがしから建築条件の見積もり、役所への届出関係、大家さんとの交渉まですべて日本医業総 研さんにお任せできたので、苦労らしい苦労はしていないですね。内装もコンペで業者を選び、かなり安く仕上げることができました。
大変だったのは、開業2カ月前に勤務していた病院を退職したあとからですね。スタッフの面接や研修、ホームページの作成、電子カルテの導入などで時間に追われました。

 

■ホームページ作成や電子カルテの導入は自分でされたのですか。

ホームページは経費節約のため、自作しました。また、電子カルテはDynamicsというシステムを入れました。他社のものに比べて安く導入できました。 設定やメンテナンスは自分でやらなければならないので大変でしたが、コンピューターの購入、システムデザインは自分でできました。Dynamicsは、患 者データを検索しやすくするなど自分の使い勝手がいいように設定管理ができるので、気に入っています。

先生とコンサルタント
那須野先生(右)とコンサルタントの植村(左)

成功の秘訣は立地と良いスタッフに恵まれたこと

■開業から4カ月が経過しましたが、いかがですか。

開業前の懸念のひとつは、来院患者数でした。開業前の事業計画では、開業初月の来院患者数は1日20人の計画でしたが、開業当日からそれを上回る患者さんに来院いただくことができました。7月31日には、1日の来院患者さんが100人を超えました。
当院は住宅地から駅へと向かう道の途中に位置しており、人通りが絶えない場所にあります。クリニックの裏手には団地もあり、ご高齢の方がたくさん生活して いらっしゃいます。そうした立地が幸いして、多くの患者さんに来院いただけているようです。腰痛や膝痛を訴える患者さんが多いですね。
また、内科など周辺の他科のクリニックの先生からの紹介も少なくありません。地域の先生方との良好な関係を築いていきたいです。

 

■立地条件が良かったということですね。

開業前に勤めていた淵野辺総合病院や北里大学も近いので、手術が必要な患者さんはそちらに送ることができます。開業医として、よく知っている病院のバック アップがあるのは心強いですし、北里病院には当院からバス1本で行くことができるため、患者さんの負担も少なくてすみます。
また、当院から歩いて5分の南メディカルセンターや少し遠いですが相模原病院と連携し、MRIが必要な場合はそちらで撮ることができます。地域の医療資源が充実しているのはありがたいですね。

 

■開業成功の秘訣は。

立地が良かったこと以外に、良いスタッフに恵まれチームワークも良く助かっています。特に医療事務スタッフに経験者がいて、レセプト関係はすべて任せています。また、日本医業総研さんの様に信頼できるコンサルティング会社にブレーンとして入って頂いたことですかね。

 

■これから開業される方へのアドバイスはありますか。

実際、その場にならないと何が必要になるかわからないと思います。必要になったら勉強すればいいと思いますよ。そのほうが身につきます。
開業して意外だったのは、銀行との交渉や情報誌への寄稿など商業モールとの付き合いといった医療以外の仕事が多いということですね。でも、今は楽しくやっています。
それから、勤務医時代以上に、患者さんに対してわかりやすい説明が必要になるということを実感しています。今、暇をみて患者さん向けの説明資料を作成していますが、これは時間があるときに作っておけばよかったと思っています。

 

■今後の課題についてお話ください。

地域医療への貢献ですね。具体的には最近注目されつつあるロコモティブシンドロームへのアプローチです。高齢になり足腰が弱ると介護が必要になります。寝たきり老人を作らないためにも、疾病の治療とともに下肢筋力増強などのリハビリに取り組んでいきたいと考えています。
当院では、ウォーターベッド型マッサージ器や腰椎牽引装置、電位治療器などでの物理療法のほか、大腿四頭筋訓練や平行棒での筋力訓練を行うことができます。こうしたものを活用して、地域住民の健康と体力向上に貢献していきたいと考えています。

 

 

那須野 秀二(なすの しゅうじ)先生

ご経歴
1987年宮崎医科大学(現宮崎大学医学部)卒業。卒業後、北里大学整形外科にて研修。広島市原田外科病院、横浜国際親善総合病院、厚木北部病院、横浜総合病院、北里大学病院、淵野辺総合病院を経て、2009年5月に開業、現在に至る。

所属学会は、日本整形外科学会(整形外科専門医、認定脊椎脊髄病医、認定リハビリテーション医)、日本リハビリテーション学会、日本手の外科学会

Clinic Data

なすの整形外科クリニック

整形外科・リハビリテーション科

〒252-0303 神奈川県相模原市相模大野4-5-5ロビーファイブ1FD棟 101

TEL:042-705-3417

http://www.nasunoseikei.com/

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