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interview.5

院長と軌を一にした取り組みで、クリニックの成長を促す

的場絵美(2011年入職)

的場― 的場さんは、前職も医療機関を主要クライアントに持つ大手会計事務所でしたね。

 大学時代の専攻はフランス語でしたから、税務・会計業務とはまったく接点はなかったのですが、前勤務先の採用面接を受けたときの先輩職員の印象が良く入社しました。配属されたのは大阪本社です。1人で担当先医療機関の仕事を完結させるのは大変でしたが、人材育成の環境が整っていて充実感はありました。その後結婚を機に居を東京に戻し、日本医業総研に転職しました。

― 日本医業総研に転職されて、規模の違いはともかく、日常の業務での変化はありますか。

 会計業務の基本は同じですが、当社の場合帳簿類の作成などのデスクワークは分担されています。私たち担当者はでき上がってきた試算表関係のチェックと分析、そして数字から導かれる改善点等の提案を持って担当クリニックを定期巡回監査をしています。作業効率を組織的に高めることで、スタッフはそれぞれ20件以上のクリニックを担当でき、それでいて確定申告時期などの繁忙期であっても、特別に残業時間が増えるわけではありません。女性スタッフが多い職場ということもあって、結婚や子育てを想定した働きやすさへの配慮ができていると感じています。

― 会計顧問の立場で開業医と接して、医師に対する印象というのは変わりましたか。

 開業医は「経営者」である前にやはり「医師」なんだなと感じる場面がよくあります。経営的な意思決定も「まずは患者さんのために」ということがファーストプライオリティなんですね。そこには、一般企業が顧客を大切にすることとはまた違う、医師対患者、あるいはクリニック対地域の濃密な信頼関係を守る強固な意識が感じられます。それでいて、内部の人事などは苦手なようで、スタッフに対する愚痴や弱音を吐かれることもしばしばあります。多くはパート勤務の女性が中心の職場だけに、経営者として孤独な面もあるのかもしれませんね。

― 院長と意見がぶつかり合うこともあるのですか。

 社会的公器としての色合いが強いのが病院をはじめとする医療機関の特徴です。そのためか、「収益向上」や「増患対策」などの言葉に敏感に反応される院長もまれにいらっしゃいます。「私は金儲けで医療をやっているわけではない!」というわけですね。もちろん、院長のお考えは否定しませんが、私としては院長の良質な医療提供を支えるのは、安定的かつ継続性のある収益基盤なのだということをご理解していただくのみです。

― 日本医業総研での仕事のやりがいは、どういったところでしょう。

 当社の場合、原則的にクリニック開業時から院長をサポートさせていただいています。そこではまず数字の話以前に、院長のライフプランを共有させていただき、それに則った経営方針をともに考えていきます。勤務医のままでも一般的な社会人と比べて高額な収入を得られる医師が、多額の借入れを背負い、ゼロ収入から新たなスタートを切るのが開業です。院長のそうした「志」をリスペクトし、税務・会計面からサポートする。やがて経営が黒字化して、さらに医療法人成を果たし医療機能も充実してきます。その評価は、必ず経営数値に表れます。私たちの仕事は、院長と軌を一にし、クリニックの成長過程をともに歩むことです。「的場さんのおかげで…」、院長からのこの一言には何事にも代えがたい達成感があります。